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「世田谷一家惨殺事件」実行犯は「31歳の韓国人」だった!


「世田谷一家惨殺事件」
ついに割り出された実行犯は「31歳の韓国人」だった!
(週刊新潮1月2・9新年特大号)
世田谷一家惨殺事件から丸2年。威信をかけた必死の捜査にもかかわらず、
いまだ犯人は捕まっていない。が、水面下の捜査は、ついに現場の遺留指紋
とピタリ一致した「実行犯」の存在を割り出していた。当局が暗号で”エ
ス・Z”と呼ぶその男は、31歳の韓国人。そして、国内で頻発する凶悪なアジ
ア系外国人犯罪との関連も浮上。いよいよ執念の捜査は、犯人グループの身
近に迫っている。
韓国の首都・ソウル市の鍾路区…。
このソウル市の中心部に、大阪府警の特命捜査官が韓国国家情報院(旧安企
部)の通訳を伴なって現れたのは、11月下旬のことである。
鍾路区は、大企業や銀行などが入った巨大ビルが建ち並ぷと共に、李氏朝
鮮時代の遺構が点在する首都を代表するエリア。特に地下鉄1号線の「鐘閣
駅」を中心にレストランやショッピングの店なども軒を並べ、日本人観光客
にもお馴染みの有名スポットだ。
しかし、その鐘閣駅南側には、メインストリートから1本、2本と路地を入
っていくと、昔ながらの木賃宿やアパート、安酒場がひしめいている。
その一角で大阪府警の捜査官は、ある韓国人男性に、
「Zがいなくなったのは、いつだ」
「おまえはZとどんな付き合いをしているんだ」
「なぜ日雇いの仕事しかしていなかったZが、日本に行くカネがあったんだ」
という厳しい質問をしていった。
この韓国人男性は、捜査当局が暗号で”エス・Z”と呼ぷ31歳の男を、自分
のアパートに居候させていた友人である。
エスは「世田谷」、Zは、この男のイニシャルをもじった暗号だが、まさに
大阪府警は、この男をターゲットに異例ともいえる捜査体制を敷いているの
だ。
「Zは韓国の南東部の大都市・大邱の出身で、世田谷事件当時、29歳。大邱郊
外の商業高校を出ており、卒業後、実家を出てソウルに来て、工員や日雇い
仕事など、いろいろな職を転々としている。正式に住居を構えたことはな
く、木賃宿や友人のアパートを渡り歩き、その日暮らしの生活をつづけてい
た。しかし、2、3年前に突然、姿を消し、以来、友人たちは行方を知らな
い、といっている。しかし、この男こそ、世田谷事件現場の遺留指紋と一致
した、まさに実行犯だったのです」(府警関係者)
世田谷一家惨殺事件の実行犯を特定…。この驚くべき捜査結果は、大阪府
警捜査員たちの手によって一冊の報告書にまとめられ、12月16日、警察庁に
提出された。
A4判で全225ページ。「厳秘」の判が押されたこの極秘報告書の題名は、表
向き「韓国大統領選関連捜査綴」となっている。
しかし、中身は、大阪府警を中心に参加刑事延べ28名を動員した「世田谷
一家惨殺事件」執念の捜査の集大成だった。
そして、そこには現場の遺留指紋と一致したこの31歳の男とその関連情報
などの詳細が記載されていたのである。

クロスする外国人犯罪

その詳細を紹介する前に、なぜ世田谷事件が警視庁ではなく大阪府警なの
か、そして、なぜここまで実行犯に迫ることができたのかを簡単に記してお
く。
2000年12月30日、世田谷区上祖師谷在住の宮澤みきおさん(44)=当時=一家4
人が惨殺されたこの事件は、当初、犯人が現場に残した指紋や血液などの遺
留物によって、早期解決が予想されていた。
が、捜査が意外な苦戦をする中、半年かかって警視庁が割り出した鑑識結
果は、驚愕すべきものだった。
犯人の残していったヒップバッグの中から、微量ながらチタン酸バリウム
という電子機器のコンデンサなどに使われる特殊な劇薬物が発見され、屋内
には軍隊などが使う足音を消すためのブレイデッド・タスラン・ブーツの微
細な落剥物やラテックスゴムという止血帯の切れ端。さらには国内では販売
されていない覚醒作用のあるベンゼドリンという薬品の僅かな遺留物、また
玄関の鍵穴からは、犯人が鍵を開ける時に使った改造錠解器具付きの特殊な
スイスアーミーナイフの傷痕……等々、犯人が「外国人」であることを示す
結果が次々と出てきたのである。
「暴走族や引きこもり、異常人格者などをシラミつぷしにあたってきたそれ
までの捜査方針が、これらの鑑識結果によって、事件後半年を経て大転換す
るのです。以降、外国人留学生や労働者、不法滞在者がらみの事件を片っ端
から洗いなおすようになった。どんな些細な犯罪であろうと悉く厳密な捜査
を展開していったのです」(警視庁幹部)
警察庁は2001年12月、全国の都道府県警本部に外国人犯罪、特にアジア系
外国人犯罪を徹底的に洗え、という通達指令を出す。そして、その新しい捜
査方針が忽ち大きな成果を挙げるのである。
その中身はこれまで本誌でも詳報してきた通りだが、2001年12月に大阪市
北区兎我野町で起こった風俗嬢殺し、2002年1月に発生した大分県山香町の建
設会社社長夫妻殺傷事件(通称”恩人殺し”)で、世田谷事件捜査が急展開する
ことになるのである。
「風俗嬢殺しの犯人は、カネ目あての中国人二人組。ホテルに呼び出した風
俗嬢を縛り上げ、刺し殺したのですが、府警は彼女を呼び出す時に使った風
俗店の着信記録から犯人の携帯電話を割り出すことに成功する。するとその
携帯電話が翌月、大分県の山香可で、中国人や韓国人の留学生グループが起
こした”恩人殺し”の犯行現場近くで使用されていたことが分かったのです」
(大阪府警幹部)
中国人留学生の身元引受入になっていた地元の建設会社経営者が、その当
の留学生たちに殺害されたこの事件は、”恩人殺し”として全国に衝撃を与え
たが、この二つの事件で逮捕された19歳の中国人が、驚くべき供述を始める
のである。
「大阪府警は携帯電話の発信地点を絞り込む捜査でこの19歳の中国人を逮捕
したのですが、彼の口から風俗嬢殺しや恩人殺しだけでなく、なんと世田谷
事件のことまで出てきたのです」
とは、ある大阪府警の捜査官だ。
「”東京へ行った友が、仕事をやっつけた”という表現で、彼は世田谷事件の
ことをしゃべり始めるのです。そして、実際にその人間たちの名前を挙げ
た。このグループは、何人かの司令者のもとに中国人や韓国人が入り乱れて
いるのですが、彼が挙げたのは、4人の韓国人の名前だった。そして、大阪の
浪速区や都島区、東大阪市などに散らばっているアジトの場所も自供。そし
て、彼の供述通り、実際に浪速区恵美須西町の家賃8000円の安アパートのア
ジトから、世田谷事件の遺留指紋と一致する指紋が検出されたのです」

ピタリー致した指紋

話を冒頭の韓国に戻そう。
大阪府警は、以後、サッカーのW杯で沸く韓国へ極秘の捜査を敢行する。大
阪府警本部長の直轄案件として極秘におこなわれたこの捜査の全容は、ごく
一部の幹部しか知ることはなかった。
ある府警関係者がいう。
「5月、6月、そして11月と捜査官は何度も韓国に飛んでいる。ソウル、大
邱、雲門(慶尚北道清道郡)など、犯人グループの実家や立ち回り先を訪ねて
いったのです。可能な場所では、遺留指紋の採取もおこなってきた。その過
程で、韓国国防部の協力を得て、こちらが要求した約4500名分の指紋も持ち
帰り、世田谷事件の遺留指紋と照合したのです。その結果、こちらの予想通
り、犯人グループの一人とピタリ一致した指紋が出てきたのです」
その指紋の一致度数は、「10コンマ3」である。
少々専門的だが、人問の指紋は、100から120もの特徴を持っている。それ
が合致するかどうかで指紋の同一性をはかるのだが、「120ものポイントが一
致するというのは技術上も無理。そこで合致させるポイントを12に絞り、指
紋の同一性をはかります。対照の結果、この数字が”7”以上になれば、そ
れは指紋の合致と判断するのです。”10コンマ3”という数字は限りなく12に
近く、全く同一種のもので、言うまでもなくそのものズバリの指紋というこ
とを意味しています」(鑑識専門家)
その「10コンマ3」の主こそ、事件当時29歳、現在31歳の暗号名”エス・
Z”だったのである。
執念の捜査は、ついに事件後2年を経て、世田谷一家惨殺事件の実行犯に辿
りっいたのだ。
前述の通り、Zは高校卒業後、しばらくフラフラしていたが、やがてソウル
にやって来ている。
「彼はホテルの建設現場や河川工事の現場などいろいろな場所で日雇いで働
いている。そして、ソウル市外にある電子部品製造工場でも、非常勤で働い
たことがある。単に流れ作業の一部をやっていただけなので、重要遺留物の
チタン酸バリウムとここで共通点ができるのか、それはまだ分らない。大邱
郊外の実家にも捜査官は行ったが、本人に連絡はつかない、という答えしか
返ってこなかった。とにかく、韓国に彼が戻っている足跡そのものが皆無な
のです」(府警関係者)
実は、韓国に戻っている形跡どころか、Zが韓国を出国し、日本に来た記録
さえ正式にはないという。
「つまり彼は日本に密入国しているんです。済州島経由の密航船など、いろ
いろな可能性もあるが、どういう経路で入ってきたか今の段階では判然とし
ないのです。しかし、現在も日本に彼は潜伏しているのではないか、とわれ
われは思っています」(捜査官)
が、警察が掴んだ驚愕の事実はこれだけではない。
この12月に発生したある事件にも、この犯罪グループが関与していたこと
が判明したのである。

名古屋事件も同一グループ

名古屋市中区栄に住む趨貞女さん(43)が帰宅途中に誘拐されたのは、12月4
日早朝のことだ。
趨さんは、エステ店を6店舗経営していたが、この誘拐で、元夫が8000万円
の身代金を要求される。
6人の犯人グループは、いずれも20代の元留学生たちで、うち一人が、かつ
て趨さんの店で働いていた。
愛知県警捜査一課は、犯人がかけてきた携帯電話の通信記録の分析から、6
人の中国人グループを割り出し、3日後に2人、6日後に残りの4人全員を逮捕
した。しかし、趨さんはすでに誘拐当日に殺害され、ボストンバッグに詰め
られて名古屋港に捨てられていた。
このところ頻発する冷酷無比なアジア系外国人の犯罪の一つだったが、
「実は、捕まったメンバーの主犯格が供述した司令者の名前が、風俗嬢殺し
や恩人殺しで捕まっていた19歳の中国人が供述していた人物と同一だったの
です。つまり彼らは司令者がクロスする関連グループだった。世田谷一家惨
殺、風俗嬢殺し、大分恩人殺し、名古屋女社長の誘拐殺人が次々とリンクし
てきている。彼らの犯罪組織は、親、子、孫……といった具合に、ネズミ講
のごとく複雑に入り組んでいる。東京、愛知、大阪という東海道広域事件ル
ートとして、目下、これらの犯罪グループの全貌把握に努めているところで
す」(捜査幹部)
そして、この外国人グループの浮上と共に、世田谷事件の捜査当局から確
実に消えつつあるものがある。
怨恨説である。当初、犯人の動機をめぐっては、さまざまな憶測が飛び交
ったが、ここへ来て、その怨恨説が薄まりつつあるのだ。
「これらの事件には、共通する司令者が存在し、しかも動機はあくまでカネ
目あてなんです。彼ら外国人たちは、グループ内で情報を交換したり、共有
しており、どこそこの人間はカネを持っているという情報があれば、そこを
誰かが狙うという構図になっている。宮澤さんはコンサルテイング業務に従
事していましたが、その中には、海外からの労働力を国内の企業にはめ込む
斡旋的なものも含まれていた。彼ら外国からの出稼ぎ労働者、あるいは留学
生グループには、宮澤さんが東大出身で、都内に一戸建てを持ち、お金も持
っている、という情報があり、それで狙われたのではないか、と推測できる
のです」(府警幹部)
この12月、犯人に結ぴつく情報に200万円の賞金をかけた宮澤さんの父親・
良行さん(74)がいう。
「事件から2年が経ったからといって、特別にどうという感想はないんです。
どんなことがあろうとあの子たちが生き返るということはないんですから。
ただ、事件の真相が知りたい。あの犯行の動機や原因が明らかにならないこ
とには、どうにも進めないんです。どんな些細なことでもいい。真相を知ら
せて欲しい。私の希望はそれだけです」
凄まじい執念の捜査によって特定された実行犯。その存在浮上とほぼ同時
期に、またしても凶悪事件を起した関連グループ。風雲急を告げながら、世
田谷事件捜査はいよいよ3年目に突入した。果して遺族の願いが届くのは、い
つの日なのか。

http://www.asyura2.com/2003/nihon3/msg/177.html

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